子供に初めてスキーをさせてみて思ったこと
今シーズン、娘が4歳半になったので本格的にスキーをやらせてみました。去年まではプラスチックでできたオモチャのスキー(パンダスキー)を履かせてチョイチョイ慣らしていたのですが、今年は本物のスキーをレンタルしてゲレンデデビューさせました。
そこで、子供にスキーを教える上で、必要だと思った物、不要だと思った物、教える上で思ったことを書いていきたいと思います。
スキーとブーツはレンタルで十分
子供にスキーを買うのは無駄以外のナニモノでもありません。成長しまくる子供にいちいち身長に合わせたスキー板を買っていたらキリがありません。よっぽどのブルジョアさん以外はレンタルで十分です。
スキー場でレンタルする
まず思いつくのがスキー場でのレンタルですよね。俺も今シーズンは滑りに行ったスキー場でレンタルをしました。スキー場によって若干の価格差はありますが、子供用スキー三点セットのレンタル料金を平均すると3,000〜4,000円ほどになると思います。
スキー場でスキーをレンタルするメリットは、家から荷物も持って行かなくて良いことですね。家から持って行くと、車に積む荷物が増えるだけじゃなく、駐車場からゲレンデまで運ぶ手間もかかります。
逆にデメリットもあります。それは借りるまでに時間が掛かると言うことと、一回一回お金が掛かると言う事です。スキー場のオープン直後はレンタルショップも激混みです。申込用紙を書いて、列に並んでと大変な時間のロスになります。その間に子供も飽きてしまいます。お金の問題も結構デカイです。レンタル代の他に、リフト代、昼食代を入れると、合計で約1万円程になってしまいます。
スキー場でレンタルするのに向いてるのは、年に1、2回滑れば十分という家族だと思います。
シーズンレンタル
最低でも5回以上滑りに行きたいって言う家族はシーズンレンタルがオススメです。シーズンレンタルにもいろいろあって、俺の知る限りでは、
- スキー場のシーズンレンタル
- スポーツショップのシーズンレンタル
- 生協のシーズンレンタル
があります。スキー場のシーズン券を買って同じスキー場だけで滑るならスキー場のシーズンレンタルが良いと思います。若干レンタル代が高いかもしれませんが、毎回家から持ってくる必要が無いので非常に楽だと思います。
シーズンレンタルをしているスポーツ店もあります。地元でレンタルしているお店がないかググってみれば良いと思います。どうしても地元で見つからない!って人はスキープロショップ安曇野って所が良さ気ですね。楽天市場からも申し込みが出来るみたいです。
生協のスキーシーズンレンタル
でも、個人的に一番お薦めしたいのが生協のスキーシーズンレンタルです。生協のシーズンレンタルは非常に安いです。ジュニアセットはシーズン9,500円で三点セットをレンタル出来ます。それ以外にもヘルメット、ボーゲン練習用アイテムもレンタルできるので、ウェア以外は全て事足ります。申し込みも電話一本なので非常に簡単です。
子供にスキーを教える方法
子供にスキーを教える上で一番やってはいけない事は強制することです。まず「スキーは楽しい」と言い事を分からせてあげないと絶対に続きません。
平地での基礎練習はお薦めしません。
親のレベル次第ですが、いきなりリフトに乗せた方が良いと思います。
子供に怪我をさせたくないという思いから慎重になり、平地で歩く練習とか止まる練習などの基礎練習をさせてしまいがちですが、子供は超絶に退屈です。絶対に飽きます。
うちの子も最初は飽きちゃって愚図りまくりました。そこで、スキー仲間夫婦の力も借りて一番下のリフトに乗せて「他の人達と同じように」ゲレンデを滑らせました。もちろん、親の完全介助付きでですよ。俺が子供の脇を抱えてボーゲンでゆっくりと滑らせました。コース最下部の超緩斜面では手を離し、自分の足だけで滑らせました。するとご機嫌もなり楽しそうに滑っていました。
子供に初めてスキーをやらせる上で絶対にやってはいけない事だと思うのは、
- 平地を歩く練習。
- 板を横にして登らせて短い距離を滑るの繰り返し。
- 悪天候でも無理矢理滑らせる。
- 怒る。
ですね。
逆にオススメなのが、
- リフトに乗せて他の人達と同じ様に滑らせる。
- 暖かくなる3月上旬頃に連れて行く。
- とにかく褒める。
- ライバル(友達)を連れて行く。
と言う事ですね。
まぁ、ウチのワガママ長女にだけ言えることかもしれませんがね^^;
オススメの練習用アイテム
個人的にこれは必須だと思います。この商品はボーゲンマスターと言う物ですが、いろいろな商品名で売っているので「ボーゲン 練習」と言うキーワードで検索すればいろいろ出てくると思います。子供は脚力が弱いのでボーゲンを維持できず板が重なったり開いてしまったりしてしまいます。これはそれらを防いでくれるので、スキーの楽しさを味わわせる最初の頃は必須だと思います。
子供の暴走を防ぐハーネスです。これがあればスピードコントロールが出来ない子供でも安心して滑らせる事が出来ます。手で脇を抱えながら滑ると親の手に頼って自力で滑ってくれません。でも、ハーネスだとスピードを抑えるだけなので、自分の足で立って滑ることになり、より滑る楽しさを感じられると思います。
慣れたら自力で緩斜面を滑らせよう
が、上記の練習用アイテムを使用して滑るのは初期だけで良いと思います。これらのアイテムを使用し続けると絶対にスキーは上達しません。あくまでも「スキーの楽しさを体感させるためのアイテム」と割りきりましょう。
ある程度滑ることに慣れたら、キッズゲレンデなどの超緩斜面で、自力で滑り、自力で止まる練習をさせた方が良いです。まずは、
- まっすぐ滑ってハの字で止まる練習。
- その次はボーゲンで曲がる練習。
- 飽きてきたら上記アイテムを使い一緒にコースを滑って気分転換。
これを繰り返せば良いんじゃないかなーと。NHK BSの奇跡のレッスンと言う番組で「ボーゲンの練習はさせない」「教えずに感じてもらう」とか言っていましたが、それは練習環境が整ったスクールなどで可能な事であり、各家庭で出来ることじゃないと思いました。やっぱ、まずはハの字で曲がる、止まるだと思います。
まとめ
子供をスキーに連れて行くには、手間もかかるしお金もかかります。でも、北国に産まれたからにはウィンタースポーツは最低限出来るようになっておいて欲しいなぁとね。子供的にもその季節にしか楽しめない体験をさせるのは良い影響があるんじゃないかなと勝手に思っております(根拠はない)。
さぁ、みんなでレッツ・スキー。