エアコンの除湿機能だと寒くて除湿されなかったから梅雨入り前に除湿機を買いました
2021/12/11
我が家はオール電化の蓄熱暖房なので、真冬はこれでもかってくらい乾燥します。冬でも晴れると室温がグングン上がり、換気のため窓をあけると、室温28度、湿度18%と言う、どこの砂漠ですか?状態になります。
で、冬が終わり春。蓄熱暖房を止めると高気密住宅なもんで、今度は洗濯物などの湿気が篭もり湿度が70%以上になってしまいます。
エアコンの除湿機能は、ある程度の室温コントロールは出来るようになっているんですが、外気温が16度以下の場合、除湿の室温設定をプラスに設定しても冷風が出てくるか全く動かないかのどちらかなんです。
小さい子供が居るので、夜のベッドルームに冷風は非常に困る。こりゃ、どげんかせんといかんと言う事で、除湿機を買うことにしました。梅雨入り間近になると需要が増えて買えなくなりそうな気がしたので、思い立ったが吉日で即日購入です。
コンプレッサー式とゼオライト(デシカント)式
除湿機にはコンプレッサー式とゼオライト式があります。簡単に言うと、冷やして除湿するコンプレッサー式と、除湿剤で集めた湿気を乾燥させて除湿するゼオライト式って感じです。
コンプレッサー式
【長所】
- 暖かい時に冷やして除湿するので夏場に強い。
- 除湿量が多い。
- 消費電力が小さいので電気代が安い。
- 室温が上がらない。
【短所】
- 振動音が大きい。
- 本体が大きめでやや重い。
デシカント式
【長所】
- 寒くても使える(冷風が出ない)。
- 静かでコンパクト。
【短所】
- 消費電力が大きい。
- 夏場は使いづらい(温風が出る)。
と言った特徴があります。俺が今回除湿機を購入するにあたって重視したのが、除湿時に冷風が出ない事と稼働音が静かなことだったので、迷わずデシカント式を選びました。
Panasonic F-YZP60を購入
いろいろ調べてみたところ、デシカント式で値段と性能のバランスが良かったPanasonicのF-YZP60を購入することにしました。
F-YZPX60と言うナノイーが付いた上位モデルもありましたが、個人的にナノイーとかプラズマクラスターとかは全く信用していないので、ナノイーが無い分ちょっとだけ安いF-YZP60にしました。
コンパクトで稼働音が静か
上の2枚の写真の比較対象は500mlのペットボトルですが、F-YZP60はとってもコンパクトで場所を取りません。片手で簡単に持ち運べます。
タンク容量は2リットル
除湿した水を貯めるタンクはこんな感じ。左手前の角が開くようになっていて、インスタント焼きそばの容量で水を捨てます(笑)。2リットルあるので、洗濯物を干している夜間だけなら十分に持つと思います。
使用感
当たり前ですが全く問題なく除湿されます。稼働音は、湿度が高い時の通常運転や選択乾燥モードではそこそこウルサイですが、静音モードにすればとても静かで気にならず眠れます。1歳と4歳の子供達も気にせず寝ています。
なによりも嬉しいのが、上部のメニューボタンを押した時に「ピッ!」と操作音が鳴らないこと!家にある扇風機とか加湿器は何かしらのボタンを押す度に「ピッ!!!」と馬鹿デカイ音が鳴るので、寝ている子供が気になって操作を躊躇してしまいます。F-YZP60は全く操作音が無いので子供に気を使う心配がありません。
ちょっとしたヒーターにもなります
除湿性能は当然満足していますが、嬉しい付加価値だったのが部屋が暖まると言う事です。
前記の通り、この時期の岩手はまだまだ寒くてエアコンの除湿機能は使えません。その為、寒くても除湿が出来るデシカント式の除湿機を買ったのですが、ヒーターで除湿をしているだけあって、吹き出し口からは生暖かい風が吹き出します。
それが程よい暖房になり、子供達が寝ているベッドルームの室温がプラス2〜3度ほど上がり、肌寒さがなくなりました。まぁ、初夏になり気温が上がると暑く感じてしまうでしょうから、今の季節限定の付加価値なんでしょうけどね。そしたらエアコンにバトンタッチです。
肌寒い季節の除湿はデシカント式除湿機で決定!
洗濯物の湿気に困ってるけど、気温が低くてエアコン除湿が機能しなくて困っている方は、デシカント式の除湿機の一択だと思います。