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盛岡バイパス愛宕町近辺にある大きな桜の木の下に行ってみた

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2022/08/14

盛岡市, 写真 , ,

タイトルを読んで「ピン!」と来た盛岡人も居るんじゃないでしょうか。盛岡バイパス(国道4号線)の愛宕町近辺に、桜の季節になると毎年見事な花を咲かせる桜の巨木があるんです。場所は盛岡グランドホテルと盛岡市斎場やすらぎの丘の間にある住宅地っぽい所。俺は通勤で盛岡バイパスを通っているのですが毎年その桜に目を奪われていたんです。

でも、桜の時期に都合良く探索できるタイミングもなく、どこにある桜の木なんだろうと、ずっと気になっていたんです。

そして今年、そのチャンスが巡ってきました。4月21日、下の子が体調不良で保育園をお休みし、俺が半休を取って病院に連れて行ったんです。午後出社は14時からなのですが、子供が早めにお昼寝したので、ちょっと早く出勤。いつも通り盛岡バイパスを南下し通勤していたのですが、目に飛び込んできたのは満開に花をつけたその桜でした。

「チャンス!」

桜の木の下に行ってみるのは今しかない!完全に思いつきですが、思い切って探索をしてみる事にしました。

ここらの地理が全く分からなかったので、とりあえず盛岡グランドホテルへ向かう上り坂を登り、ほとんど車が停まっていなかった路肩の駐車場に車を停めました(ゴメンナサイ)。そこから桜への道を探ってみようと思ったら、ヘアピンカーブの所に獣道を発見(上の写真)。ちょうど桜の方向に向かっていたので、とりあえず行ってみることにしました。

革靴で歩くにはちょっと厳しい獣道を歩くと、急勾配の坂道に出ました。降雪時の滑り止めでしょうか、路面はアスファルトではなく四角い石が規則正しく並べられています。

家と家の間から例の桜が見えます。

しばらく坂道を登ると、桜がある方に道が分かれていたので行ってみました。
すると、お洒落な平屋が見えてきました。
この道を進めば桜の下に降りる道があるのかなと進んでいくと、その平屋から上品そうなおじ様が出てきて「なにか御用ですか?」と話しかけられました。

「4号から見える綺麗な花を咲かせる桜の木を探してるんです。」

と伝えると、

「うちの庭です。見ていって下さい。」

と。

これにはビックリしました。声を掛けてくれた方の庭にあの桜があるのかと。てか、そもそも庭にあの桜が生えてるのかよと(笑)。

これはチャンスとお言葉に甘えて敷地内に入らせて貰いました。縁側にお洒落な椅子が並んでいて、これまたお上品そうな老夫婦が寛いています。ここは家じゃなくて何かのお店かなと思い、「失礼ですが、ここは何のお店ですか?」と聞いてみたら。

「カフェです。」

time&space愛宕下

time&space愛宕下

カフェ!?

こんな所に(失礼!)カフェがあるなんて超絶想定外。声を掛けてくれた方はオーナーさんなのかな?こんな素敵なフライヤーをくれました。

このお店は「time&space愛宕下」と言うお店で、愛宕下と言うのは地名です。

俺は独身時代に沖縄に通っていたけど、綺麗な海を見下ろせる人気のカフェみたいな雰囲気。明らかに大人のお店。とっても上品な佇まいで素敵です。

桜の木の下へ

愛宕下の庭にある桜

ついに、あの桜の木の下にやって来ました。
お洒落なカフェと桜の巨木。
庭にはカタクリの花が咲いて、山にある湿地帯みたいな雰囲気です。
盛岡の街中にこんなのどかな雰囲気を持ったカフェがあったなんで知らなかったよ。

愛宕下の庭にある桜

やっぱり桜に青空はつきものだよね。
一番、桜が綺麗に見えます。

愛宕下の庭にある桜

たまたま息子が風邪引いて、俺が半休を取って病院に連れて行き、息子が早く昼寝をしたから早出して、時間があるから思いつきで気になる桜を探しに行ったら道に迷い、声を掛けてくれたのが桜が生えてるカフェのオーナーさんでした。

しかも、その日は快晴で桜も満開!
数ある条件が合わさって素敵な結末になりました。

もっとゆっくりしたかったけど、流石に時間が無かったので写真を数枚だけ撮らせてもらいカフェ愛宕下を後にしました。

今度訪れる時はゆっくり珈琲を頂きたい所だけど、6歳、3歳の子供を連れて行ったらちょっとお財布厳しいな(笑)。子供のためにジュース持参で、親だけ美味しい珈琲をいただこうか…って、持ち込みは駄目だよね(笑)。

愛宕下について調べてみた

いろいろ気になったんで調べてみました。
なんでも、

愛宕下は昭和28年に建てられた南部藩(盛岡藩)のお殿さまの邸宅で、約50年締め切り状態だった家をオーナーさんが改修してカフェにしたとの事です。

歴史のある建物だったんですね。
いつか必ず行ってみよう。
休み、お天気、満開のタイミングが合えば、来年の桜の時期にでも是非。