南国スキーぶろぐ・Z

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最近いろいろ激変している安比高原スキー場の変化をまとめてみた

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八幡平市, スキー

今年に入って2回安比高原スキー場に宿泊してきました。
コロナがなかなか収束しない昨今、宿泊をしても良いのかどうなのかも考えましたが、ぶっちゃけイオンに買い物行ってフードコートでご飯食べるよりも遥かに安全だろうという結論に達し宿泊をしました。

その安比高原スキー場ですが、ここ数年いろいろ目まぐるしい動きを見せています。
最初はリクルートが運営していたのですが、2003年に加森観光に売却され、2016年にはアジアゲートホールディングスに再び売却。
そして今年2021-22シーズンには、安比ホテルズがIHGホテルにリブランドされ、馴染みのあるホテルの名前も一新されました。

安比ホテルの昔の名前と新しい名前

安比高原スキー場の新しいホテル名は以下の通りです。

  • 旧)ホテル安比グランド本館・タワー
    新)ANAクラウンプラザリゾート安比高原
  • 旧)安比ヒルズ白樺の森1・2
    新)ANAホリデイ・インリゾート安比高原 リンドウ1・2
  • 旧)安比ヒルズ白樺の森3
    新)ANAホリデイ・インリゾート安比高原ヒルズ
  • 旧)安比高原温泉ホテル
    新)ANAホリデイ・インリゾート安比高原 温泉1・2・3

そして、白樺ゲレンデの隣に建築された深緑の見慣れぬ建物「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」が2022年にオープン予定らしいです。

これは要は一般人には縁がないであろうお金持ちターゲットの高級リゾートホテルらしいです。
てか、記事をちんたら書いてるうちにオープンしちゃったみたいです。

ANAインターコンチネンタル安比高原公式サイト
https://www.appi.co.jp/ana-intercontinental-appi-kogen-resort-open/

気になる宿泊料金は、最安で1泊約6万円から..。
高い部屋になると100万円を超えるプランもあるっぽい。
が、もっとも高いと思われるプレジデンシャルスイートは、この先ずっと満室になっとる…。
世の中、どーなっとるねん。

2022年8月には学校も開校予定!

個人的に一番驚いたのが、安比にインターナショナルスクールが開校する予定であること。
「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」と言う、イギリスで450年の伝統と歴史のある学校らしく、正直なんで安比に?と思いまた。
正確に言うと、安比高原スキー場近辺ではなく、安比高原ゴルフクラブの前になるみたいです。
いずれにせよ、周りにローソン以外なーんもないよ(笑)。
このサイトで工事の進捗具合が確認できるみたいです。

これどうなるんだろうね。
こんな名門のエリート校があんな山奥にできるとは…。
何もないから勉強に集中できるって理論なのかな?
冬、キッツイと思うよ…。

ココ数年で変わった所

ここ数年の安比高原スキー場で一番変わった所は、何と言ってもリフト券がICカード化されたところでしょうか。
今までは日付が書いてある紙のリフト券をチッケトホルダーに入れて、リフト乗り場の係の人に見せるだけ。
ぶっちゃけちゃんと確認していない人も多かった。
早く帰る人達が、駐車場で1日券を半額とかで個人売買していましたからね。
俺は「シーパスなんで」とか言って売るのも買うもの断ってたけど、結構売買していた人たち多かったと思う。

それがICカード化された事により、リフト乗り場手前にゲートが設置され、ICカードが反応しないとゲートが開かず乗り場に行けなくなりました。
スキー場からすると厳密に料金を領収することができて収入増になるんじゃないですかね。
これは良いと思います。

Tバーリフトが普通のリフトになったのも個人的に嬉しいです。
Tバーは風に強いと言うメリットはありますが、疲れるしボーダーは乗れないしでデメリットも大きかった。
それに、Tバーリフトに乗って滑れるコースが良いコースだったので、リフトになったことにより滑りやすくなったのも嬉しい。

お客を楽しませるアイデア

時代が変わり、コブ、パーク、未圧雪、パウダーと滑り方が多様になってきています。
それに合わせて昔よりも遊び心が出てきたような気もしてます。
上の写真は子供でも楽しめるツリーランエリア。
遭難しないようにコースに囲まれたエリアにピンクのロープで囲まれたコースを作り、安全に森の中を滑れるようにした「マジックフォレスト」と言うツリーランエリアです。
8歳の娘も楽しそうに滑っていました。

最近知ったんですが、アルペンスキー選手だった皆川健太郎さんをスキー事業統括本部の統括に迎え「APPI Snow Mountain Resort構想」なる改革を行うみたいです。
安比高原スキー場の本気を感じます。
今シーズン以降も、どのように変わっていくのか目が離せませんね。

残念な部分も…

個人的に残念に思う変わった部分は、ザイラーハウスとザイラーゴンドラの廃止でしょうか。

混雑するセントラルゲレンデを抜け、セカンド安比とザイラーゲレンデを滑り倒し、ちょっと一息つくのがザイラーゴンドラとザイラーハウスでした。
ザイラーゴンドラは非常に長いため、良い感じの休憩になってたんですよね。
それに、天気がいい日に黄色いゴンドラが青空に映えて綺麗だったなぁ。
また再び稼働することはあるのでしょうか。
無いだろうなぁ。

いつからか、セカンド安比にあるビスタクワッドが土日限定運行になってしまいました。
個人的にセカンド安比が好きなので非常に残念。
ビスタクワッド降り場の下に発生するコブレーンが好きだったので、コブを必死に練習しているときは繰り返しビスタクワッドに乗っていました。
ここを繰り返し滑るにはザイラークワッドを利用するしかなく、非常に長い移動が必要。
寂しいです。

まぁ、個人的に数年前からカレンダー通りの生活になったので支障がないと言えば支障はないんですけどね。

安比高原スキー場に改善してほしいところ

ザイラーゲレンデまで移動できるリフトの常時稼働

コロナで相乗りが出来なくなったこともあり、セントラルゴンドラの混雑が目立つようになりました。
そこで、ゴンドラに乗らなくてもザイラーゲレンデ、セカンドゲレンデに移動できる「セントラル第1リフト」と「ザイラー連絡リフト」を常時稼働させてほしいです。
この2本のリフトを稼働させてもらえると、山頂に行かなくてもザイラーゲレンデに移動できるようになるので、セントラルゴンドラの混雑も緩和されると思うんだけどなぁ。

セントラルゴンドラを最新化!

金が無いだろうから無理だと思うけど、セントラルゴンドラを風に強い「フニテル」にして大型・高速化するとか、セントラルクワッドをもっと上まで伸ばすとか…。
無理だろうなぁ。

ちなみにお金をかければセントラルゴンドラに待たずに乗ることができます。
「プライオリティパス」と言う通常よりも2,000円高い7,500円の1日券を買えば、行列を横目に専用の入り口からゴンドラまで直行出来ます。
年に1回遠くから来た観光客ならともかく、なかなか手が出ないよねぇ。

スキーブーム再来は絶対に来ない

と、個人的には強く思っています。
まず、若者の収入とスキーにかかる費用のバランスが悪すぎる。
地元岩手の若者って、正社員でも新卒手取りが10万円前半なんてザラです。
そんな若者が、ウェア買って、板買って、ブーツ買って、高いリフト券買ってスキーすると思います?
スキー場に来るにも維持費がかかりまくる自家用車がメイン。
よっぽどじゃないとバスやら電車でスキーしに来ないでしょ?
そんな金あったら暖かいお部屋でスマホゲームに課金するじゃね?
オマケに少子化でスキー人口自体、

そんな訳で、上記のゴンドラ運行停止とか、土日限定運行も正直理解できます。
どう考えても稼働させても「無駄」です。

少ないパイからいかにお金を回収するか。
それが、ANAインターコンチネンタルホテルの開業に繋がっているのかなと。
言い方悪いかもしれないけど、金持ってる人達から効率よくお金を貰う戦略でしょうか?

俺はこれからもスキーをやり続けるし、子供達にもスキーをやらせているので、ホームゲレンデである安比高原スキー場には心の底から頑張ってもらいたいです。
無論、網張スキー場、岩手高原スノーパークなどの県内のスキー場、すべてに生き残ってほしいです。
難しいだろうなぁ…。